ゴム汚染と同様のメカニズムで発生する変色で、テープを剥がした時の粘着剤が残り変色するものです。
① テープ汚染による変色の特徴 ・ 黄色系に変色することが多い。 ・ 形状・大きさは定形。長方形ではっきりと使用されたテープの大きさで発生。 ・ 発生場所は、養生で貼られていた、もしくは、保管時にテープで止められていた部分。 ② テープ汚染の発生原因 ・ 変色のメカニズムはゴム汚染と同様。 ・ ゴム系の粘着剤を用いたガムテープやクラフトテープを使用した場合、 テープを剥がした時の粘着剤が残り変色する。 ・ 特に、変色現象は温度が高い時、また日光が差し込む所(紫外線が良くあたる所)では、早く現れる ☆対策 ① ビニル床材を巻いて保管する際、養生シート等を仮止めする際にはゴム系の粘着剤を使用したテープは避ける。 使用した期間が短くても、粘着剤が残り、変色の原因となる。 ② やむを得ずテープを使用する場合には、アクリル又はポリエステル系の粘着剤のテープを使用する。 トラブルを防ぐ確実な方法としては、使用するテープメーカーに軟質塩ビ床材への汚染性の有無を確認する事。 ③ 一度汚染した床材を元に戻すことは出来ません。 ゴム汚染同様徐々に色味が濃くなっていくので、汚染箇所を張り替える処置しかありません。 変色には 外的要因によるものが大きく、状況を確認させて下さい。 |